言葉と鉛筆で描く日常風景

僕がほんとうに描きたい人


神奈川に住んでいた頃、初恋の女性と一時手紙を交わしたことがある。

告白した時、「嫌われた方がマシ」と言われたかどうか。
手紙にそう書かれていたのか、それとも文面からそういう感情を読み取ったのか、覚えていない。

それでも、僕はずっとその人のことを想い続けた。

4年後、僕は故郷から神奈川に移り、同じく奈良に移った彼女から手紙が届いた。
それは手紙というよりとりどりの色の石を散りばめた言葉の宝石箱のようだった。

その後、知識が僕を盲目にした。
どうしてこの女性を愛したのか判らなくなった時期があった。

そうして、ある晩ふと気づいた。
この人は、僕の女性観の原型なのだと。

Life


今度生まれてきたら、と考えるのは稀だ。
子供の頃、こんな風になりたいと思った通りに生きて来たからだ。

あまり色々な夢を話すので、この子は器用貧乏になる、と祖母は言った。
どうだろう、僕自身は恵まれた幸せな人生だと思っている。

敢えて言えば、声の綺麗な人が傍に居たらと思う。
友達でも恋人でも子供でも。
嬉しいことを嬉しそうに語る人。

それから、身近にバイオリンかクラシック・ギターがあればいいなと思う。

最近気付いたのだが、僕は線や文字より音が好きらしい。


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