言葉と鉛筆で描く日常風景

ニュウの泉~習作25



誰かのことを想う時、ニュウの表情は見違えるように優しくなる。
そうして、ニュウの傍にいる人々は、平穏と安息を感じる。

命が響き合う時。

ニュウの泉~習作24



子供の頃、地面は近く、空は遠く広かった。

そうして無論、地球の引力は今よりもずっと弱かったに違いない。

ニュウの泉~習作23




大きな子供が小さな子供の面倒を見る、僕の好きな光景のひとつだ。

それは少年期の僕に、手を伸ばせば届く様々な未知の世界を垣間見せてくれた大きな子供たちの影響でもある。

彼らがいたから、僕は人を大切に思うことができる。

ニュウの泉~習作22



初めてこの子の横顔の美しさに気付いたのは、彼女がひとりでごはんを食べている時だった。

いつもの勇ましさが隠れ、どこか寂しげで指先で触れると壊れそうなほど繊細だった。

以来、僕はこの子の横顔を観るのが好きになった。

本屋


今日、久し振りに日系の本屋に行った。
本を読むという習慣が希薄なこの国にあって、英文の小説を購入できるこの本屋はかなり有難い存在だ。

とはいえ、この本屋は数年前に別の場所に移転してから小説のコーナーが縮小され、かつ本棚に並べる基準が判らなくなった。
そのせいか、良い本に出合える機会が減ったように思う。
今日は、店の雰囲気が気分に合わず1時間ほどで退出し、西洋人が経営する小さな古本屋へ行ってみた。

古本屋は、中学生の頃以来、世界で僕の好きな場所のひとつでもある。
まず、ドアを開けた時に鼻腔を刺激するあの独特の匂いで本能的に抵抗を解かれ、次に本が好きでどの棚に何の本が置いてあるかを図書館並の正確さで把握しているご主人に安堵感を覚える。

そして何よりも僕を魅了するのは、そこに置いてある本の重厚な存在感だ。
おそらくは、読書好きの人が一度はお金を出して購入した、つまり読むに値すると判断した本から、さらに店の主が厳選したためだろう。

今日購入したのは、Kim Edwards著 のThe memory keeper’s daughter。
最初の雪の降るシーンを描いた部分で、この作家はきっと僕にたくさんの素敵な情景を見せてくれるだろう、と思った。
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