言葉と鉛筆で描く日常風景 201905

梨木香歩さんの「冬虫夏草」。

今日、小説を購入した。
梨木香歩さんの「冬虫夏草」。

僕が日本語の小説を購入するのも読むのも、15年ぶりくらいだろうか。
90年代後半頃から、僕は本屋の中を漂流するようになった。
新しい物語を希求しながら、読みたいと思う本が見つからなかった。

梨木さんの小説は、僕が子供の頃から読み親しんできた、言葉の深遠が計り知れないような重い本ではない。
でも、それだからこそ寛いだ気分で読むことができる。
どちらかと言うと絵画を思わせる描写だ。

梨木さんが使用する華美な言葉、登場人物の清々しい人格、匂い立つような空間描写、そして魅入られるような時間、それらはかつて夢想した世界を構成していた要素でありながら、全くの未知の世界でもある。

一行に包含された言葉たちが乾いた心に沁み込む。
独りで居る時、抱き締めたくなる本。

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ヨガの練習、だそうです。
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