言葉と鉛筆で描く日常風景 東南アジア素描~家守(ヤモリ)

東南アジア素描~家守(ヤモリ)


先日、ビールを飲みながら絵を描いていたら、子供のヤモリがヒタヒタとやって来た。

最初は茶色い瓶が好きなのかと思った。次に瓶の表面の水滴が目当てなのかと思った。が、どうもそうではなく、たんに涼みに来ている様子だった。
 
この国の動物は概して人懐っこいが、ヤモリはその筆頭だ。
オーブンの下から頭だけを突き出しているのを見つけると、僕はパンくずをあげる。最初は見向きもしないが慣れてくるとよく食べるようになる。
こうして親しくなると、むこうは頭を上げてジーッと僕を見つめるようになる。

僕が気づかずにいると、妻が「House-keeper is waiting for you」と言ってくる。
そこで袋からパンを出すと、オーブンの下から2歩くらい前に出てき、パンくずを摘んで見せるとさらに5歩ほど近寄ってくる。

僕は動物をケージの中で飼うのが好きでないので、こういう関係、つまり互いに相手に依存するわけでなく、しかし寄り添って生きているというのがわりに気に入ってもいる。

Post a comment

Private comment

お家を守ってくれる。

茶色い瓶ってビールの瓶ですよね?
そんなに近くまできてしまうのですね!!

私は子供の頃、実家の窓の外側に張り付いている彼(彼女)の白い腹を見かけてはギャーッと声を上げておりました。家守、という字を聞いてから苦手感はなくなりましたがやっぱり今も触れないです。

今も我が家の玄関先の水道のところによく居ます。可愛いけど触りません(笑)。

「ビールを飲みながら絵を描く」←かっこいい~(〃'▽'〃)
私もやってみたいです。

Re: お家を守ってくれる。

ふゆこさん

このトピックは以前から頭にあったのですが、書いたらふゆこさんが悲鳴を上げて、二度とここに来てくれなくなるのではないかと思い、躊躇っていました。
あまり拒否感がなさそうだったので、安心しました。

家守とお近づきになるコツは、クロワッサンの皮です。
これ、虫の羽に似ているでしょう?それで、パクッと食べるみたいです。
でも、そのうち食パンの白い部分のほうが美味しいことに気づき、クロワッサンには見向きもしなくなります。

若い頃は、ヘミングウェイに憧れて、詩を書く時はウィスキーとタバコが必需品でした。
今はタバコも止め、ビールみたい軟弱なものを飲んでいるので、ぜんぜんカッコよくありません。

ヤモリ

茶色の瓶のビールは
ビア・シンのことですね
結構おいしかったです!

ヤモリは
実家にも
この集合住宅にもいます
守り神です

ばあちゃんになったり
じいちゃんになったり
夏を知らせてくれて
生きている証しを見守ってくれます
一生懸命に生きろってことでしょうか!

Re: ヤモリ

ヴェルソさん

シンハ・ビア、口当たりがやわらかで美味しいですね。
タイの料理は味が尖っているので、よく合います。

家守、「いえもり」と読み替えると、たんに虫を食べてくれるというだけでなく、もっと崇高な精神的存在のように思えてきます。
妻の実家にはたくさんいて、夜間、玄関のテラスに寝っ転がって本を読みながら、彼らの活躍を眺めています。

そういえば日本では、冬の間、彼らはどこでどうしているのでしょう?
ヴェルソさんのコメントを読みながらふと思いました。
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
フリーエリア